カトマンズは、古い建物がたくさんあって、世界遺産にも登録されている街。
活気ある路地を1本入れば、貴重な歴史的建造物がたくさん残っています。
店の立ち並ぶタメルチョーク
ただ、ネパールといえば2015年に起きた大地震が記憶に大きく、
未だに崩れた建物があちこちに残っていました。
この地震は、ネパール史上2番目に大きな地震で、
ネパールの人口の約30%にあたる約800万人が被災したと言われています。
街を歩いていたら、「本当のネパールを見せてあげる」と、一人の青年に声をかけられました。
彼の意味する「本当のネパール」とは、ただ観光するのではなく、地震で被害にあったネパールが、いまどうなっているのか見てほしいというものでした。
実際に、彼はたくさんの場所へ案内してくれました。
歯の神様や
古い建築物の装飾
そして地震によって被害を受けた建物たち。
つっかえ棒は、建物がそれ以上傾かないようにと作られたもので、
実際に人も住んでいます。
お金のある人は、新しい家を建てて住んでいるけれど、
お金のない人達は、つっかえ棒をして、今にも崩れそうな家に住み続けるしかないと。
観光客の集まる街中にも、
壁が崩れたり、支えが建てられている所もあります。
ただの「ツーリスト」としてでは見られない、気にも留めなかったであろうことを、
たくさんたくさん教えてもらいました。
地元の人がどう感じているか、何を見ているかを共有できるのも、
バックパッカーの良いとこだよね。
0コメント